お久しぶり〜の川端でございます。
今回はこの模型道初!のAFV、タミヤの新生キングタイガーで行きましょう。
キットそのものはかなり前に発売されてたんですが、
発売当時はポルシェ砲塔タイプを製作したため、
ヘンシェル砲塔タイプの製作はちょっと遅めになってしまいました。
■製作
タミヤの新生MMシリーズなのでストレート組みでも実感タップリに仕上がります。
製作時には現存の車輌として製作するつもりはなかったんですが
塗装前に入手した資料で見た第505重戦車大隊所属車輌がやけに気に入ってしまい、
キットにも同車のデカールが入っていたため急遽そちらで塗装することにしました。
ただし、その車輌にはツィンメリットコーティング(吸着地雷除けの特殊塗料)が施されているんですが、
製作が完全に終了した状態からそのコーテイングを施すのはかなりの手間になってしまうので
「ま、こんな車輌もあったかもね」というミリタリーマニアが聞いたら激怒されそうな理由をつけて
コーテイングはナシで仕上げてます。
■塗装
前述の車輌は1944年12月の「重戦車の塗装はダークグリーンを基本塗装とせよ」という命令以前のものであるため
成型色のダークイエローの上に直接レッドブラウンとダークグリーンを資料に基づいて吹いています。
本当はもうちょっとダークイエローの面積が広いのですがツィンメリットコーテイングを施していないためか
スカスカな印象だったので意図的に狭くしています。
砲塔側面に有名な「軍馬に乗る騎士」のマーキングを貼り、主砲基部、砲塔後扉に車輌番号を貼っていきます。
ちなみに砲塔後扉の車輌番号は「132」ではなく「213」が正しいらしく私の勘違いで間違えています(笑)
足回りはダークグリーンとレッドブラウンを重ね吹きした上につや消し黒をうっすらと吹いています。
ドライブラシは撮影してみると弱かったように思います。
もうちょっと派手にしてもよかったかもしれませんねぇ。
■撮影
基本的に戦車模型の撮影で定番となっている構図ばっかりです。(写真1〜3、5)
写真4は、私が長砲身の戦車が最も格好良く見えると思うアングルです。
突き出た砲身とキャタピラという戦車の特徴をかなり強調できます。
写真6は、基本的にあっさりしたキングタイガーの中でも車外装備品が集中して
密度感がある車体後面をよく見せるアングルです。
無骨なイメージが好きな私としては、写真4と並んで好きなんですよ。
写真7〜9はこのキングタイガーの秘密要素(?)です。
最近ではラジコン戦車が人気ですがちょっと前にはリモコン戦車というものが存在していました。
リモコンだけに有線で操作するのですが、その光景があまり格好良くなかったためかしばらく見られませんでした。
しかしタミヤからはリモコンセットやキャタピラセットなどが発売されており
それを組み込めば比較的容易にリモコン化できるため今回このキングタイガーでチャレンジしてみました。
リモコン戦車では、車体から伸びるコードがディスプレイ時にも目立ち
それだけでオモチャっぽく見えてしまいます。
そこで写真7のように鉄道模型用の電源延長コードを使いケ−ブルを着脱可能とすれば、ディスプレイ時にも安心です(笑)
写真8はリモコンユニットを接続した状態。
写真9は内部構造になっています。
リモコンユニットは3chになっており、左右のキャタピラの前・後進と砲塔の旋回が可能になっています。
動力はギャボックスに付属していたモーターでは、巨大な車体に砲塔旋回装置、
やけに固いキャタピラのせいでアンダーパワーとなっているので、ミニ四駆用のトルクの強力なモーターに換装しています。
逆に砲塔旋回機構は砲塔が軽すぎるせいか、すごいスピードで旋回します(笑)
これには減速ギアを付けようかと目論んでいます。
そんなわけで、かなりマニアックとなったキングタイガーですが
これからも折をみて製作していきたいと思っています。
さぁ、次にポルシェ博士のアレでもいきましょうか・・・
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