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(1)(発動編>5.胴体を削ろう(3)からの続き) 片脚をくの字に曲げるポーズで造ろうと思ってるので そして関節を接着するわけですが、ポリパテ同士の接着に最も適している接着剤を使用します。 (2)、(3)そしてパテ硬化後、関節部を処理しました。 |
さて、大まかに形が出たところで、脚に施す筋肉表現について考えたいと思います。
@はかなり肉付きの薄い脚です。
太腿の骨は骨盤のかなり外側から膝にかけては内側に向けて生えているのですが、
肉付きが薄い状態だとその様子が良くわかります。
ふくらはぎの内側にもほとんど肉が付いていないため、膝から足首にかけては外側に反ったような形状に見えます。
Aは適度に筋肉との付いた脚です。
太腿の内側に肉がついたことで太腿の不安定感がたいぶ解消され、脚がまっすぐに見えるようになりました。
ふくらはぎの内側にも肉がついてバランスが良くなりましたが、外側とは筋肉のつき方が違う点に注意!
実は脚の筋肉は内側と外側では筋肉の付く位置が全然違うのです。
BはAの上に@を重ねたものです。
これを見ると、膝や足首付近にはほとんど筋肉は付かず、太腿内側やふくらはぎを中心に筋肉が付いている様子がわかります。
ちなみに太腿内側中程に若干のくびれがありますが、これは内転筋が太腿を斜めに走っており、そこを境に筋肉が分かれているためです。
ただ、あまりに微妙なんで普通の立ちポーズのフィギュアでは表現されてないことが多いです。
今度は横から見た脚の比較です。
これを見ると、筋肉は脚の前部分にはほとんど付かず、太腿の後ろやふくらはぎにばかり付くのが分かります。
脛の前面などはほとんど肉が無いために人体の急所になっているぐらいです。
実際の製作ではキャラの雰囲気に合わせて、これらの中間のバランスで製作することになると思いますが
比較的単純な構成の脚では筋肉のボリューム感が重要になってきます。
アニメキャラでは脚は細いキャラが多いため、太腿もふくらはぎもかなりすっきりした感じになっています。
特にふくらはぎ内側の筋肉を付けず、膝から足首にかけては外側に反らせている表現のフィギュアが多いようです。
(1) (2) |
(1)上で考えた筋肉表現を基に、脚をさらに削りこみました。 ここがポリパテ転写法の問題点で、イラスト時点でのボリュームと立体でのイメージが異なる事がよく起こるのです。 (2)左脚は削りだしたままですが、 |
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