●2005年夏 ワンダーフェスティバルへの道

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微妙な戦績で終わったワンフェス2005年冬から、2ヶ月半・・・
HAGER模型分室代表、川端の目の前にはディーラー当選通知があった。
これで半年間の地獄は確定。しかも地獄の一丁目はすぐそこに迫っている。
HAGER模型分室史上最多の版権申請数9点という大目標を掲げた彼らは
この地獄をどのように切り抜けるのか。
また、修羅達の戦いが始まる・・・

2005年夏 サークルカット ←今回のサークルカット

とか何とか言ってたら、もう本申請ですよ(泣)
しかも現況報告の内容は判を押したように「進んでない」ときたもんだ。
いや、私も今回ばかりは人のこと言えないんですが・・・

●2005年05月10日現在

ひとまず版権本申請手続きは終了しました、が・・・

2005年夏 狼戦車 写真1 2005年夏 狼戦車 写真2

・・・なんですか、こりゃ?って感じですな(泣)
一応、前回のワンフェスで販売した王国軍”狼”戦車4型対応のインテリアパーツ(の造りかけ)です。
実はこのパーツ類は、前回の販売時にすでに製品に組み込まれているハズのものだったのですが
本番1ヶ月前にスケジュール不足で製作を断念しておりました。
つまり、本来ならとっくに出来てるハズのもので、私ももうちょっと製作が進んでるものと思ってたのですが・・・
ダメじゃん!4ヶ月前の私!(号泣)

これだけ手こずった原因としては、エンジンの配置に試行錯誤していたからですが、
どうしても8気筒エンジンは縦に入らなかったので、技術レベルにはそぐわないと知りつつ
今回は横置きにレイアウトし直しています。
あと、これやるとラジエーターの置き場に困るんですが、直接空気の取り込みができない以上、
車体後部の吸気筒から車内に空気を取り込んで、それをエンジン隔壁に付けられたインテークで
ラジエーターに取り込むというムチャな冷却方式となっております(泣)
ベンチレーターの無い狼戦車の排煙も兼ねてるという言い訳もしておりますが
絶対冷却不足だぞ、この戦車・・・ 
一応、前回申請時と同じく内部構造の検討図自動装填装置の概念図を載せておきます。

2005年夏 北条沙都子

次はPHOTON TYPEによる北条沙都子嬢(by「ひぐらしのなく頃に」)です。
いや、やったことないので、これが似てるかどうかはよく分からないのですが
出来てないということだけはよく分かります(爆)
もうちょっと頑張ってほしかったところだよなぁ、人のこと言えんけどさぁ

え〜と・・・これだけ?
そう、これだけなんですよ(泣)
申請アイテム数が9つもあったのに、結局本申請を行なったのは6アイテム。
うち4アイテムは私の作品で、
1/35 王国軍狼戦車4型/リナ=レタ軍曹車(再販)
同インテリアパーツセット(新規)
1/8 魔砲少女四号ちゃん Final Penetration(再販)
1/8 藤倉 和&楓 ゆづき(修正して販売)

という内訳。
残り2アイテムは、
ノンスケール イリーナ=フォウリー(修正して販売)原型担当:相崎 透
ノンスケール 北条 沙都子(新規)原型担当:PHOTON TYPE
という感じなんで、
再販はもとより、修正分も取り立てて撮影するものでもなかったり。
(↑撮影できるほど修正が進んでないとも言う)

今回はいつもにも増して進行が遅いんですが
こんなので本当に大丈夫なんだろうか・・・
メンバーのみんなもそろそろいい歳だから仕事も忙しくなってるしなぁ。
とにかく、他の人のケツを叩けるように自分はちゃんと進めておこう、うん。

●2005年08月01日現在

あ〜、随分飛んだなぁ・・・
ってことで、もうすでにワンフェス3週間前です(泣)
私のほうはかなりピンチです。いやもうHAGER模型分室始まって以来の(号泣)
本業が普段の分量ならまだ何とかなりそうなんですが、受け持ちの得意先3件が
揃いも揃ってお盆周辺に仕事を集中してくれてるので、仕事だけで寝る暇が無いくらいです。
そんな中、何とか時間を作って原型製作は進めていますが、さて・・・

2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真1 2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真2

え〜、一応藤倉和&楓ゆづきの改修途中写真です。トータルリコールではありません。
前回のキットの印象として「何か細い」ってのがあったので、今回は主要パーツを幅増しする方向で製作しているのです。

2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真3

胴体も同じ方向性で。
なごみんの方はボリューム不足のスカートを幅増ししようとすると
どうしても腕と干渉してしまうので、いっそ一体化してしまおうと(笑)
あと前回は意味もなく分割していた後ろ髪も今回はスタンダードに一体パーツにしています。
ゆづきは身体の前で合わせている腕の角度が足りてなかったので
今回は腕パーツを一体化して設定画を追求しています(塗装は面倒くさくなりましたが)。

2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真4 2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真5

改修パーツを組んでみました。
この段階ではまだ一部サフ吹きが終わってないパーツがありますが、パーツ自体は全部揃っております。
写真のセーラーカラーや襟パーツは旧キットのものをそのまま使用可能。
ま、言ってしまえば旧キットに新規パーツを追加したver1.5なキットって感じですかね?
多分旧キット(の売れ残り)に新パーツを追加すると思うので、無闇にボリュームだけはあるキットになりそうです。
箱に入るかなぁ?・・・

2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真6 2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真7

手元に残ってた旧キットの完成見本と並べてみるの図。
ライティングが悪かったのでいまいちボリュームがわかり辛いですが、
なごみんはスカートの大型化と後ろ髪のパーツの大型化でかなりボリュームが増加しています。
ゆづきも頭全体を幅増しした上に前後幅もかなり詰めましたので、
前回のようなZplusばりに前後に長い頭という印象は払拭されています。
全体的に頭がデカくなったことで頭身が下がって、元イラストのバランスに近づいたかなぁ?ってところです。
実際には色を塗ってみないとわからないところなんですが(泣)

ひとまず、この二人の改修は完了したので、現在は狼戦車の中身を急ピッチで製作中。
しかし前述のような仕事状況なんで、果たしてどこまで詰めれるか・・・
今回は直前更新はかなりツラそうです(泣)
このままぶっつけ本番ということになるのか・・・

●2005年08月18日現在

何とか間に合った・・・
すでにワンフェス2日前。
明日は仕事の関係上、出発前に全く時間がないので、実質今日が出発直前更新となります。
とりあえず滑り込みで完成した見本品をば・・・

2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真8 2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真9
2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真10 2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真11

8/1の写真にその他パーツをくっつけて色を塗った感じで。
何かライティングがキツすぎたのかスゴイ色になってますが、実物はもうちょっと落ち着いています(笑) でも全体的に前回の方が色は近かったような・・・

2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真12 2005年夏 藤倉和&楓ゆづき 写真13

と言うわけで、比較してみました。
何かこうやって見ると、なごみんの方はそんなに変わってないなぁ(泣)
まぁ、顔は大型化しましたが、髪の毛がそのままなんで、ボリューム的にそんなに変わってないんですよねぇ。
あと目立ちませんが、今回は眼鏡装備です(でもキットには付いてない・・・)
ゆづきはさすがにかなり印象が変わっています。
後ろ髪は変化なしなのですが、前髪&顔の大型化と腕の一体化による肩幅の減少で
ものすごく頭が大きい感じに・・・ちとやりすぎたか(笑)

一応今回に限り、前回のパーツに新規パーツを追加と言う商品構成なんで
イメージ的に旧パーツの方が良いものはそちらを使うという手もあります。
なごみんなんかは顔パーツのみ前回のを使った方がいいかも・・・

2005年夏 狼戦車 写真5 2005年夏 狼戦車 写真6

さて、狼戦車の中身です。
写真には狼戦車の車体と砲塔のパーツが映っていますが、これは組み立ての便宜上のものなので
もちろん製品には付いて来ません。
まぁ、この商品を買う人が狼戦車本体を持っていないと言うことはまずないと思うのですが・・・
また、本当はエンジン周辺にパイプ類が走るはずなんですが、走らせるとパイプしか見えなくなる可能性が高かったので
あえてパイプ無しで撮影しております。決して手抜きではありませんよ、ええ(爆)
しかしこうやって中身を詰めると、デカいと思っていた車体も結構カツカツです(笑)
車体はともかく、砲塔は確かにデカい男では収まりません。
砲手シート周辺なんて腕を動かせるスペースがほとんどないんですよねぇ(笑)
実際には砲塔リングとかがもっと薄いと思うので、それぐらいのクリアランスは確保できるでしょうが・・・

2005年夏 狼戦車 写真7

車内のアップです。
フラッシュを焚かないと暗くてほとんど見えないのですが、焚くと何か異様な感じが・・・
本当は砲塔を装着した状態で撮影したかったのですが、取り付けると車内が全く見えなくなるので
外した状態にしております。
これ、絶対に操縦手は脱出できませんよ(笑)

2005年夏 狼戦車 写真8 2005年夏 狼戦車 写真9

砲塔のアップ・・・と言いたいところですが、これ以上近寄るとピントが合わなくなるのでこれが限界(泣)
砲塔内部も相当ごちゃごちゃしていてワケわからない状態になってます(笑)
マンガと同じ砲塔内スペースを確保しようとすると、あと二回り要りますね。
根性のある人は砲塔パーツを内側から削って半分ぐらいの厚さにすれば
多少手狭な印象が和らぐかもしれません。オススメはしませんが(爆)

と言うわけで、こんな感じでブースに見本が並んでいるかと思います。
もし当日会場に来られる方がいらっしゃいましたら、ついでの折にでもお立ち寄りください。
さぁ、あとは他のメンバーがちゃんと上げてきてくれるかどうか・・・

●2005年8月21日現在

2005年夏 イリーナ 写真1

そして前回に続き、またもイリーナは出撃日前日に相崎氏から受け取ることに(泣)
で、マイナーチェンジだったのに、製品もまた間に合わなかったという・・・
相崎!何やってんの!!(←ブライトさん風)
前回から剣が小型化したりとインパクトは弱くなりましたが
相変わらず会場ではオンリーワンなアイテムだったので、注目度はそこそこでした。
次こそは頑張ってくれ!

2005年夏 ブース全景

そしてブース全景。
今回は100均で買った組み立て式の金属製ラックにふとんカバーの組み合わせで(笑)
いやぁ、ラックはともかく、布は前回使ったやつが行方不明になってしまったから緊急手段だったんですがね。
思いのほかうまくまとまってたっぽいから次回もこれで行くかもしれない(爆)
PHOTON TYPEの北条沙都子の写真はこれだけ。
申請用写真があるにはあるんだけど、光が足りなくて相当暗い写真になっちゃったからねぇ。
まぁ、このアイテムに関してはリトライするらしいから次回に期待という感じで

そして恒例の収支報告!

●支出

科目名 単価 数量 金額
WFディーラー参加費(人数頭割り) \10,000 \10,000
シリコーンゴム(ウェーブ 1kg缶) \2,000 8 \16,000
レジンキャスト(ウェーブ 2kg缶) \3,000 2 \6,000
交通費(メンバーの車 人数頭割り) \6,000 \6,000
交通費(帰りの新幹線代) \13,000 \13,000
宿泊費(人数頭割り) \6,000 \6,000
版権料 \800 10 \8,000

\300 10 \3,000
合計 \68,000

●収入

出品アイテム名 単価 数量 金額
1/35 王国軍狼戦車4型/リナ=レタ軍曹車(少年エース別冊桃組連載「鋼鉄の少女たち」(c)角川書店) \8,000 2 \16,000

\6,000 1 \6,000
(キャタピラなし) \4,000 1 \4,000
1/35 王国軍狼戦車4型インテリアパーツ(少年エース別冊桃組連載「鋼鉄の少女たち」(c)角川書店) \3,000 1 \3,000
(本体セット分) \0 4 \0
1/8 魔砲少女四号ちゃん Final Penetration(少年エース「成恵の世界」(c)角川書店) \8,000 1 \8,000
1/8 藤倉和&楓ゆづき(PCゲーム「はるのあしおと」(c)minori) \6,000 2 \12,000
合計 \49,000

ぐわ!赤か!!
帰りの新幹線代が無かったら・・・ってところだったけど、残念ながら赤字額¥19,000・・・
累積赤字も¥168,771に増加。
でも売れ残った商品が定価で完売したとしても売上を+¥26,000するのが限界だったわけだから
今回は商品構成と価格設定に問題があったということか・・・

今回ついにポイントゲッターの四号ちゃんの型が大破
さすがに2年近く使ってきた型だから仕方の無いところだったけど、申請5個で1個しか生産できなかったのは痛い・・・
版権料で\4,000取られてるからなぁ(泣)
ともあれ、これで四号ちゃんは絶版。今までありがとう!
狼戦車の方は概ね予想通りの売れ行き。
あと一個売れてたら完売だったんだけど、まぁ戦車ということを考えるとこんなところかな?と。
インテリアはもともと狼戦車本体に含むつもりだったパーツだけに、売上は度外視。
単品で買っていった人が一人居たけど、何に使ったんだろう・・・
誤算だったのが和&ゆづき。
ここまで売れないとは正直思ってなかった。
そこそこ目は引いてたようだけど、キャラとしての反応はほとんど無かった気がする。
早くも「はるのあしおと」自体がネタ的に厳しくなってきたのか・・・

ってな感じで、トータルするとボチボチってところでした。
そろそろ売れ行きが読めるようになってきたかなぁ?と

さて、次回予定ですが、そろそろ造りたい版権物も尽きてきた感があるので
次回はいよいよオリジナル中心で行く予定。
ネタに頼らず造形力だけでどこまで戦えるか・・・WSC選出作品とか見てヘコむんだろうなぁ>私

と言うわけで、ワンダーフェスティバル2005年夏も終了。
次回、「2006年冬 ワンダーフェスティバルへの道」でお会いしましょう。


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