●2005年冬 ワンダーフェスティバルへの道

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HAGER模型分室始まって以来の好成績(?)で終わったワンフェス2004年夏から、はや2ヶ月ちょっと。
今回も無事ディーラー参加できることが決定した我らがHAGER模型分室は11月初旬、毎度恒例となった修羅場を迎えていた。
版権本申請である。

2005年冬 サークルカット ←今回のサークルカット

と言うわけで、今回もいつものごとく本申請前にドタバタしています(泣)
上記サークルカットに書いてるアイテムは7品目。
さて、こいつらがどのような状況なのか・・・

●2004年11月11日現在

版権本申請は何とか終了したわけですが・・・
何か気合入れろと言ってた私がさっぱり気合入ってなかったのが何とも(笑)
いや、ボケーと無為に過ごしていたわけじゃないんですが、気が付くと時間が無かったと(泣)
何とかカタチにして申請を行なったのですが、はてさて今回もどうなることやら(←相変わらず他人事か?オイ)

2005年冬 狼戦車 写真1

版権モノトップバッターは『狼』こと王国軍”狼”戦車4型です。
少年エース別冊エース桃組の掲載作品の中でも異彩を放っている「鋼鉄の少女たち」に出てくる戦車ですが、
モノ自体は2003年冬のワンフェスで販売しております。
ただ、前回は履帯やフィギュアが付属してなかったり、各部モールドが最低限しかなかったりと不満点の多い商品だったため、
今回リメイクのはこびとなりました。

何か写真では2003年冬の申請写真より退化してる感じですが、
今回は内部構造の再現を目指していろいろ調整していたらこうなってしまいました。
単行本1巻掲載の三面図のコピーを小さく小さく読むことで、高い印象だった車高を全体で2mm低く修正しています。
内部構造もトランスミッション周りとかは形になってるんですが、まだ秘密(笑)
代わりに内部構造の検討図だけ載せておきます。

サークルカットに書いてる『四号』はおなじみ四号ちゃんで、
前回販売した「魔砲少女四号ちゃん Final Penetration」を再販することになります。

2005年冬 藤倉和&楓ゆづき 写真1 2005年冬 藤倉和&楓ゆづき 写真2

その次の『女子高生』が左の二人です。
・・・誰?
と、自分でも思うぐらいの似てなさですが、一応、minoriより今夏に発売された「はるのあしおと」の
藤倉 和と楓ゆづきだったりします(泣)
いや〜、もう泣きそうです。

ゲーム自体には激ハマリして、早々に製作は決定していたのに、この体たらく(泣)
本当はここに載せるのも迷ったのですが自分を追い詰めるために晒してみました。

そして下の写真が原型にビジュアルファンブック掲載の設定画を重ねてみた図です。
頭身はそんなに問題ないのですが各部のボリュームの捉え方がまるでなってません。
とりあえず見えている目標としては

●藤倉 和
 ・顔の各パーツのバランス調整
 ・肩幅の縮小
 ・胴体、スカートのボリュームアップ

●楓ゆづき
 ・顔の各パーツのバランス調整
 ・肩幅の縮小
 ・髪の毛のボリュームアップ

と言ったところでしょうか。
ともかく現時点では致命的に似てないので何とかしてイメージを掴みたいところです。

2005年冬 地球人スーツ 写真1 2005年冬 地球人スーツ 写真2

次の『?スーツ』が左図です。

これはPHOTON TYPEの作品で、まぁ、要するに「地球人スーツ」な訳ですが・・・何かオリジナルより怖いよ(笑)
オリジナルは普通のスーツ姿にケロ頭というミスマッチ感が特徴なんですが、
コイツは本当に「偽装のためにスーツを着たガタイのいい宇宙人」って感じが・・・

やはりこの違和感は目でしょうね。
普通にモールドでいいところを、市販パーツで再現。
しかもそこだけ色が違うから虫の複眼みたいなイメージになってしまってるわけです。
このあたりをどう処理するかはPHOTON TYPE次第ってことで・・・
いや、製品版もコレ行くのもそれはそれでアリかとも思うんだけどね(笑)

あと、中の人(?)は設定どおりパイルダーオフが可能です。
しかしこんなのが道端からこっちを見てると地球人スーツ状態より怖いかもしれない。

ちなみにPHOTON TYPEは他に「鋼の錬金術師」のアルフォンス・エルリック(これが一つ目の『鎧』)も
申請してましたが、こちらは版権そのものが許諾されなかったためお流れとなってしまいました。

もう一つの『鎧』は原型師Yが製作してましたが、今回は間に合わず申請を見送ることになりました。
アイテムはヒミツ(笑)
でもまぁ、HAGER模型分室らしからぬ真っ当なアイテムではあります。
鎧ってのが真っ当じゃないですが(笑)

2005年冬 イリーナ 写真1

最後は、毎度製作するものの販売できない、ある意味HAGER模型分室の定番アイテム。
『筋力24』こと「新ソードワールドリプレイ」のイリーナ・フォウリーです(笑)
ちなみに原型師は相崎。

これも申請一週間前の状態から見れば予想以上に進んだ方ですが、
全体でみるとまだまだと言わざるを得ません。

まぁ、今回はグレートソードを手の空いた原型師Yに頼んだりとかしてますので
いつもよりは希望が持てるのですが・・・
頼むから今回はちゃんと商品にしてくれよ。

と、言う感じですね。
全体的に煮詰まってないですが、まぁいつものことですし・・・
ともかく、これであと半年近くは修羅場が続く訳です。
また今年もマトモな年末年始は過ごせないんだろうなぁ・・・

●2004年12月31日現在

そして、年内最後の更新。
先日、本申請の結果が届き、PHOTON TYPEの地球人スーツが版権落ちという結果に・・・
何気にHAGER模型分室としては初の版権落ちなんだよなぁ。
ディーラー自体落ちたり、本申請をしなかったりってのはあったんだけど。
というわけで、今回は私と相崎のツートップでワンフェスを乗り切らなくてはならないことになったわけだけど、
さて現在の進行状況は・・・

2005年冬 藤倉和&楓ゆづき 写真3 2005年冬 藤倉和&楓ゆづき 写真4

「はるのあしおと」セットの片割れ藤倉 和嬢です。
楓ゆづき嬢は現在写真の後ろに見えているような状態なのでまだまだです(泣)

さて、なごみんこと和嬢ですが、実はバランス的には前回の本申請時とあんまり変わっていません。
前回、
・顔の各パーツのバランス調整
・肩幅の縮小
・胴体、スカートのボリュームアップ
という課題を設定したのですが顔のバランス調整は行なったものの、
肩幅の縮小や胴体のボリュームアップは設定画とのにらめっこの結果、見送りすることに。
結構スレンダーなんですよねぇ、彼女。

基本的なパーツはおおよそできてるんですが正面から見た頭のボリュームがイマイチ不足してるのと、
身体がやたら後ろに反ってるのがとりあえずの修正点ですかね?
頭部のボリュームについては絵のウソがあって斜めアングルの立ち絵と正面アングルとでは違っているので、
このあたりをどう処理するか・・・

あと、身体の反りも設定画を正直に解釈するとこうなるんですよねぇ。
まぁ、なごみんのキャラからすると別に問題はなかったりするんですが(笑)
腰に巨大なリボンが付くので、そのパーツができてから調整することにしましょう。

現在はゆづき嬢をこのレベルまで引き上げるべく鋭意作業中。
正月休みの間にここまでやりたいところですがさてどうなることやら・・・

と言うわけで、次回の更新は1月末日。
このときに原型できてないとヤバいよなぁ・・・

2005年冬 藤倉和&楓ゆづき 写真5 2005年冬 藤倉和&楓ゆづき 写真6

●2005年02月18日現在

あ〜、もう出発直前だよ(泣)
結局出発前日まで見本品作ってたというこの体たらく・・・
もうここまで来ると四の五の言っても仕方ないさね(時間もないし)。
ってわけで、イベント直前更新行ってみよう!

2005年冬 狼戦車 写真3

全然更新にも出てこなかった狼戦車ですが、滑り込みで完成しました。
見た目前回(2003年夏)と大差無いようにも感じますが、実は全パーツ手が入ってたりといろいろ進歩しています。
ちゃんとフィギュアも添付、キャタピラも添付してますよ。
値段も倍になってたりするのがアレですが(笑)
実は見本品製作の時間が和&ゆづきの1/3もかかってないってのはヒミツ(死)

2005年冬 藤倉和&楓ゆづき 写真7

「はるのあしおと」キャラの二人も滑り込みで何とか完成。
なごみんはメガネが無かったりしますが、日本橋をかけずり回ってもそのものズバリのエッチングパーツが
見当たらなかったので秋葉原で探すことにします(笑)
当日なごみんがメガネをかけてなかったりヘンなのをかけてたら、見逃してやってください(泣)
ゆづきは正直もうひとつ頑張りたかったところ。
やはりキャラへの愛の差ってやつですかね?
他のディーラーさんで作ってるところはほぼゆづきみたいなので、
このカップリング戦略がどう響いてくるかが見物ですな。

といったところで、出発時間になってしまいました。
それではまた会場でお会いしましょう!!

●2005年2月20日現在

2005年冬 イリーナ 写真2

そして出撃日前日に相崎氏から受け取ったイリーナ。
この冗談みたいな剣がイカす(笑)
思ったよりちゃんと出来てたのがちと驚き。
これで製品が間に合ってれば売れてた可能性も結構あったと思うんだけどなぁ。
ちなみに顔は前のと同じだけど違和感はほとんど無し。
次回はこれのマイナーチェンジで行けるんじゃないかなぁ?と。
お客さんからは「次はフルアーマーで」とか言われたけど、どうよ?相崎(笑)

2005年冬 ブース全景

そしてブース全景。
前まで使ってた青い布はイマイチ不評だったので、今回からはイメージチェンジ。
ピンクの布の上に薄い黄色を重ねると言う微妙な風合いを狙ってみたけど
ラインナップがそれ以上に微妙だから、その効果は不明だったり(笑)
しかしイリーナは目を引くなぁ。
よく見ると剣が布の間にめり込んでるし(笑)
とりあえず、このラインナップで全商品を写真に撮る人が全然居なかったのが印象的だったかなぁ?と。
どれも方向性がバラバラだったからなぁ(笑)
まぁ、これがウチのウリでもあるんだけど(そうか?)

そしていよいよ恒例の収支報告〜

●支出

科目名 単価 数量 金額
WFディーラー参加費(人数頭割り) \10,000 \10,000
ウェーブ軽量エポキシパテ \1,000 5 \5,000
シリコーンゴム(ウェーブ 1kg缶) \2,000 11 \22,000
レジンキャスト(ウェーブ 2kg缶) \3,000 6 \18,000
交通費(メンバーの車 人数頭割り) \8,000 \8,000
宿泊費(人数頭割り) \8,000 \8,000
版権料 \800 15 \12,000
合計 \83,000

●収入

出品アイテム名 単価 数量 金額
1/35 王国軍狼戦車4型/リナ=レタ軍曹車(少年エース別冊桃組連載「鋼鉄の少女たち」(c)角川書店) \8,000 1 \8,000

\6,000 3 \18,000

\5,000 1 \5,000
1/8 魔砲少女四号ちゃん Final Penetration(少年エース「成恵の世界」(c)角川書店) \8,000 2 \16,000

\6,000 3 \18,000
1/8 藤倉和&楓ゆづき(PCゲーム「はるのあしおと」(c)minori) \6,000 1 \6,000

\5,000 2 \10,000
合計 \81,000

ぐあ!微妙に赤だ(泣)
赤字額¥2,000だと!?
累積赤字¥149,771に微増。
まぁ、今までの赤字額からすると善戦したほうではあるんだけど・・・

って言うか、四号ちゃんはいつまで売れますか?
今回は持ち込み5個とはいえ真っ先に捌けてたし、写真撮影の頻度もダントツでトップだったし
まだまだ四号ちゃんには頼らないといけないのかねぇ?
逆に前回7個売れた狼戦車は製品的にグレードアップしているにも関わらず5個止まり。
でもコイツは内部パーツを搭載予定だったにも関わらず、間に合わなかったというハンデもあったし
次回も外装パーツはすべて使えるから、長期的には負けてない!(笑)
問題なのが和&ゆづき。
見本品制作中に「こいつはマズいなぁ」と思ったぐらいだから、出来はイマイチ。
でも胴体とかはあれ以上詰めれないので、あとは顔とか手を改修して差し替えて再販ってところかなぁ?

で、次回予定ですが、正直30を超えて無理が利かなくなってるので(泣)
次回は今回の追加パーツ&リメイク主体って感じで。
オリジナルも造りたいところだけど、さてどこまでモチベーションが保てるか・・・

と言うわけで、ワンダーフェスティバル2005年冬も終了。
次回、「2005年夏 ワンダーフェスティバルへの道」でお会いしましょう。


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