●2019年冬 ワンダーフェスティバルへの道

*
TOP >HAGER模型分室 >ワンダーフェスティバルへの道2019年冬


2019年冬 ディーラーカット ←今回のディーラーカット

例によってワンフェスまですでに20日を切ってのページ作成・・・
う〜ん、特にサボってるわけではないんだけど、何というか忙しすぎる(泣)
しかも今回は新作2種という暴挙。
今、型作成中だけど間に合うんだろうか・・・


●2019年01月23日現在

型作成中ということで当然ながら原型は完成。
今回のアタックゾイド新作はカマキラーとグラップラー。
両方とも昆虫型だからどちらも脚が多いぜ(泣)

ワンダーフェスティバル2019年冬 「アタックゾイドvol.6」 写真1 ワンダーフェスティバル2019年冬 「アタックゾイドvol.6」 写真2

カマキラーはオリジナルに比べて全体的に細長くした感じ。
本申請時には腹部が長く背中に羽があったんだけど、ここはオリジナルを尊重した。
脚の軸を斜めに配置したのでよりカマキリっぽくはなったけど、型の方が無茶なことになりそう。
まぁ、ボークスの透明シリコンだからまぁ大丈夫・・・と思いたい(笑)

グラップラーは比較的オリジナルに近いデザイン。
ゾイドワイルドのカブターっぽく羽を展開できるようにしようとも思ったけど、こちらもオリジナル尊重ということで。
その代わり、本体形状をフィギュアセットに入ってたスカイバギーに似せて、ホバー飛行するようなイメージを持たせた。
脚のせいでパーツ数は多いけど、胴体の構成はこれまでで一番簡易なんじゃなかろうか。

そして、もう一つの新作にして新シリーズ、トランスファイターゾイドのゴルゴランチャー。
このシリーズ自体が旧ゾイド末期のリリースでゾイド自体の人気が落ち目の頃の展開だった上に「変形が微妙」「デザインが簡易すぎ」「色が派手」とぶっちゃけ人気は無かったと思う。
私もこの頃はゾイドから離れてしまってて存在を知らなかったし(笑)

ただ、ゴルゴランチャーを見てるともうちょっと細部を詰めれば割とイケそうな感じ。
問題はこのシリーズ自体が話題に上ることが少ないのでニーズがイマイチ不明なこと(笑)
こういう時、反応がダイレクトで分かるTwitterは便利だね。
意外と「欲しい」という反応があったのと、アタックゾイドの新作もある程度目処がついてたのでこちらも申請。
・・・まさかこの時には2018年の後半があんなに忙しくなるとは思いもしなかった・・・

ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真8

本申請では構造試作みたいな状態しか出せなかった(この時点で変形は出来てた)が、まさかの申請許諾。
年末年始の過密スケジュールの中青色吐息で仕上げたとさ(泣)

オリジナルのデザインの問題はとにかく武器形態が格好悪いこと。
胴体の変形はよく考えられてると思うけど、手足の変形がただ畳んでるだけで収まりが良くない。
おかげで上下幅が厚くなって、ただ乗っけてる感が半端ない。
と言うわけで、製作時の目標は手足の変形の改善と武器形態時の上下幅の抑止。
結果はこんな感じ。

ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真1 ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真2 ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真6 ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真7 ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真3

オリジナルより頭一つ大きくなってるけど、理由としてはコクピットが回転して武器形態では上部に移動するギミックを追加したため。
オリジナルだとパイロットは胴体の隙間に突っ込まれて、変形時には爪先立ちでつんのめる様な状態だからね。

で、コクピット下部に接続用のコネクタを配したので変形自体もオリジナルと大きく異なることに。
オリジナルは本体との接続部が下面に大きく突き出るのが格好悪かったのでほぼツライチになるようにしたけど、今度は装着できる機体が限定されるのが痛し痒し。
接続部のパーツをひっくり返すとパワーコネクター対応になるのは我ながらナイスアイデア。
複製品がちゃんと固定できるかは現時点では分からんけど(笑)

ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真4 ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真5

手足の変形については構造試作時にはもっとキッチリ収まってたんだけど、
ゾイド形態時の太腿のボリュームを優先したら結果的にこうなった。
これでもオリジナルよりはだいぶマシ・・・ってか、オリジナルは何でああなったんだろう・・・

その他は量産のためのアレンジはあれど、構造的にはオリジナルと変わらず。
ゾイド形態では脚と尻尾のボリュームが増えて胴体はスリム化。
腕と頭は概ね変わらず、腕と脚のジョイントにコトブキヤのジョイントセットBを使う仕様なため
ハの字立ちができるようになってイケメン度アップ!!
後は成型色に色が付いたら印象がどう変わるかだけど、そもそもちゃんと複製できるのかね?

本番まであと二週間ちょい。
頼むからミス出ないでくれよ・・・

●2019年02月07日現在

もういくつ寝ると、ワンフェス・・・
いろいろあったけど何とか準備も完了し荷物の発送も終わりました。
まぁ、まだ最後のあがきでいろいろやってたりはしますが・・・
とりあえず新作の完成写真です。

まずはカマキラー&グラップラー。
こいつらはそこそこデカいんですがパーツ構成はとてもシンプルなので製作自体はウチのアタックゾイド史上一番組立が簡単だったりします。

ワンダーフェスティバル2019年冬 「アタックゾイドvol.6」 写真3 ワンダーフェスティバル2019年冬 「アタックゾイドvol.6」 写真4

カマキラーは胴体?パーツの前後を間違いやすい(私は間違えた)のですが、胴体を起こした際にダクト状のディテールが前になるように組み立てます。
その他は特に組み立てに迷うところは無いかと思います。
今回から組み立て説明書が後からWebで公開というのが禁止になったので、説明書の方式を変えてますが、あれで分かるだろうか・・・
分からない人は遠慮なくお問い合わせください。

グラップラーについては胴体側、脚側ともにあらかじめ2mm穴が開いていますが全ての脚が接地するようになっていないので、
各自で穴の角度を調整するか柔らかいアルミ線で接続して組立後に微調整してください。
また、脱型の際に角が曲がってる可能性が高いので、曲がっている場合は熱湯に軽く漬けて柔らかくして修正してください。
角は裏表どちらでも取り付け可能ですが、基部に丸モールドっぽいものがある方が上面になります。

そしてもう一つの新作、ゴルゴランチャー。

ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真9 ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真10

アタックゾイドより格段に部品や可動部が多いので不安でしたが、無事組み立てできました。
軸の角度などが怪しいのでカッチリ作ろうと思うと結構手間がかかるかと思いますが、ユルく作る分には素組みでも大丈夫そうです(ヲイ)

ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真11 ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真12

構造が単純なので変形も問題無さそうです。
なお、腕や脚の基部、そして肘関節についてはコトブキヤのジョイントセットBを使用します。
このあたりは関節パーツを自作するより市販パーツを使った方が強度や精度の面で良いと思うんですよね。
ジョイントセットBについては商品販売時に一緒にお渡しする予定です。

最近恒例となっていたアタックゾイドを使用したヴィネットについては今回新作はありません。
ゴルゴランチャーの準備に時間と気力を取られてしまい、間に合うか微妙な残り時間となってしまいました。
以前なら製作強行していたのですが、ここしばらく余裕のない模型ライフが続いているので、ちょっとギアを緩めようかと(笑)
楽しみにされてる方がいらっしゃったら申し訳ないのですが、また次の機会にということで。

何かワンフェス前日の土曜日が狙い撃つかのように寒いようですが、体調を崩さないよう注意してワンフェス当日を迎えたいものですね。
それでは、また会場でお会いしましょう。

●2019年02月10日現在

昨年夏の台風に引き続き、今回は寒波による積雪の影響で登場予定の飛行機が欠航(泣)
新幹線に振り替えて無事東京入りできてワンフェスにも参加できました。
しかし最近のワンフェスは何か呪われてるのか・・・

ワンダーフェスティバル2019年冬 模型分室ブース1

今回はカメラ自体持って行くの忘れたので、またもtwitter用のスモホ写真のみ(泣)
2/7に書いたとおり、今回は新作のヴィネットなし。
ただ、今回も白くまさんがグラップラーを塗ってもらえたので、何とか体裁は整えることができました。
しかもタイムリーにカブターカラー!!

ワンダーフェスティバル2019年冬 模型分室ブース2 

他にもリュカイナさんがゴリアテの完成品を持ってきてくださって、帝国アタックゾイドが勢ぞろいしてました
何で帝国のばっかりなのかは割と謎・・・
皆さん、本当にありがとうございました!!

そしてヴィネットの代わりに進めていたゴルゴランチャーの塗装完成品。
キングゴジュラスと同時期の機体なので、同系統の塗装にしてみました。

ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真13 ワンダーフェスティバル2019年冬 「ゴルゴランチャー」 写真14

こちらもTwitterでは上々。
ただ、Twitterの反応が売上にそのまま反映する訳ではないので、蓋開けるまではやはり不安。

そしてその売れ行きの方ですが、ゴルゴランチャーが何と開始10分経たずに完売。
新作のvol.6もやはり一時間程度で完売。
そしてその後すぐに前作vol.5、定番のvol.1と立て続けに完売。
vol.4はしばらく残ったものの、昼過ぎにはすべて売り切れて全商品完売となりました。
とにかくゴルゴランチャーの売れ方が圧倒的で、ゾイダーの間で「ダイレクトパス持ってても入手できない」とか言われてたみたいです。
いやもう、これだけ売れるのなら再販しますって!
というわけで、恒例の収支計算。

●支出

科目名 単価 数量 金額
WFディーラー参加費(人数頭割り) \9,000 \9,000
シリコーンゴム(ボークス透明 1kg缶) \4,000 3 \12,000
レジンキャスト(里美デザイン 2kg缶) \3,000 4 \12,000
交通費(飛行機&新幹線)+宿泊費 \35,000 \35,000
版権料 \14,400 \14,400
合計 \82,400

●収入

出品アイテム名 単価 数量 金額
1/72 『アタックゾイドvol.1』 \5,000 10 \50,000
1/72 『アタックゾイドvol.4』 \5,000 10 \50,000
1/72 『アタックゾイドvol.5』 \5,000 10 \50,000
1/72 『アタックゾイドvol.6』 \5,000 20 \100,000
1/72 『ゴルゴランチャー』 \8,000 10 \80,000
合計 \330,000

利益¥247,600・・・何か怖い(笑)
ゴルゴランチャーだけでなくアタックゾイドも全部売れたのが大きいですね。
もうここまで来たらシリーズコンプ!!って人が多いのかもですね。

アタックゾイドとトランスファイターを並行製作してだいぶ疲れたので
次回の新作はアタックゾイドのみにして、ゴルゴランチャー再販でしのぐ予定です。
と言うか、買う方も大変ですよね・・・

と言うわけで、ワンダーフェスティバル2019年冬も無事終了。
猛烈に眠いのでとりあえず寝ます・・・


↑このページのトップへ戻る
TOP >HAGER模型分室 >ワンダーフェスティバルへの道2019年冬
*