前回ギリギリまで作業を引っ張ったせいでワンフェス当日体調がガタガタという本末転倒っぷりだったので、今回はムリせず余裕をもって年末年始から丸々一ヶ月準備に専念。
その甲斐あってかなり良好なコンディションで今日を迎えています。
もうワンフェス5日前だけどな!
ムリしないという言い訳を与えると人はズルズルとサボるものなんですよ、ええ。
前回が大物(バトルクーガー)だったので、今回は比較的お財布に優しい改造パーツで。
昨年から続く公式からの商品ラッシュでゾイドユーザーの懐が瀕死なのはよく分かってます(笑)
例によって価格設定ミスったことは複製が始まった時に気付きました・・・
今回の新作は帝国軍NEW改造セットより「アサルトユニットセット」
帝国軍改造セットからは「ビームキャノンセット」「ウィングベースセット」を2022年夏ワンフェスで販売したのですが
このアサルトユニットはNEWになって追加されたパーツになります。
ほぼサーベルタイガー用と言えるパーツだったので優先度が低かったんですが、
AZシリーズでそのセイバー(サーベル)タイガーともう一つの使用例として挙げられてたデスザウラーが発売されるということで製作に踏み切りました。
原型は3Dプリンタで出力し、シリコン&カラーレジンで複製。
今回から本格的に真空注型に移行しましたが、運用に課題が残るものの注型速度は大幅に高速化しました。
真空ポンプを使う関係上、深夜には作業できないにも関わらず複製作業は普段より速く終わったぐらいです。
あとは私自身の型作成の精度をもっと上げないと・・・
AZセイバータイガーは旧キットからかなり大型化しているのでアサルトユニットもそれに合わせて大型化したわけですが、バランスがかなり難しくだいぶ試行錯誤しました。
その甲斐あって原型を使って展示会に出したセイバータイガーゴールドは好評だったので、それらのパーツはそのままに各種キットに対応できるアダプターパーツを追加製作。
結局パーツが全部揃ったのは2024年の末でした
そしてアダプターパーツと過去に発売した「ビームキャノンセット」「ウィングベースセット」のパーツを組み合わせた帝国軍NEW改造セット箱絵仕様のAZデスザウラー
今回これらのカスタマイズパーツも併せて再販します!!
新作二つ目はこれまたカスタマイズパーツの「武器セットNO1」
これはメカ生体初期(40年前!)に発売されたきり、全く再販されずに忘れ去られた商品です。
ちなみにNO1とありますがNO2は発売されませんでした・・・
パーツを見ると再販されなかった理由は何となく察するのですが、どこかで見たことのあるデザインのパーツがあちこちに(笑)
今回の製作ではデザインをアレンジして「そのまんま」感はだいぶ薄めました。
なお、この商品は3Dプリンタ出力品となります。
使用例は2024年12月下旬に発売されたコトブキヤHMMグランチュラ。
実は武器セットNO1の箱絵にはグランチュラの使用例が使われてて、HMMの発売が間に合いそうだからコレを申請したという(笑)
製作したらキットの雰囲気に上手くマッチしてくれて良かったです。
そして再販は前述のカスタマイズパーツ二種以外は今回唯一フルキットである「バトルクーガー」と、バースペースモンキーのマスター暁さんのペーパークラフト「ホバーカーゴ」になります。
卓がめっちゃカオスなことになりそう(笑)
と言うわけで、今回も出発直前のページ公開になってしまいましたが商品案内はこれにて。
それでは、会場でお会いしましょう!!
体調万全で臨んだ今回のワンフェスですが、まぁいろいろありました。
主に自分以外の要因なのでどうしようもなかったことではあるんですが・・・
土曜日(本番前日)は8:00発の新幹線で関東入り、だったんですが寒波による降雪で米原〜名古屋間で大幅な遅延発生。
結局東京への到着は130分遅れで4時間半ぐらい新幹線に乗ってたことになります。
まぁ、それでも昼過ぎには東京駅に到着してレンタサイクルで模型店巡りしてたぐらいだったのですが、仕事の都合で夜行バスで当日入りの予定だったメンバーが運休によって当日のディーラー入場に間に合わない事態が発生!
聞くと名神・名阪ともに高速道路が通行止めになって軒並み運休の夜行バスのみならず、寝台列車のサンライズも運休と陸路は新幹線か自家用車で下道を走るしか東側に抜ける手段が無かったようです。
静岡以東は快晴で温かいぐらいだったので、ワンフェス自体は何の問題もなかったのは幸いでしたが。
仕方が無いので前日入りした私ともう一人のメンバーで設営したわけですが、輸送中に何かあったのかほぼすべての見本品がどこかしら壊れてるというひどい状態で異様に時間がかかりました。
ちょっと早めに会場入りしておいて良かった・・・
結局ブース設営が完了したのは開始20分前とギリギリでした(15分前にはブース内に入っていないと怒られる)
今回は見本品が大型だったので、いつものプラ壇ではなく組み立て式のパネルで展示台を構築。
前回に引き続き大型のホバーカーゴに加えて、AZデスザウラーとAZセイバータイガーの展示はかなり目を引きました。
基本的に動きのない展示がメインの会場で、AZデスザウラーは光ってるしAZセイバータイガーは動いてたからなぁ。
おかげで再販のバトルクーガーがあまり目立たない状態に(泣)
開幕後は非常にまったり・・・どころか、ほとんど人がいない状態で一時間以上経過します。
実は今回ディーラーが優先入場者より先に商品を買えてしまう(+それを利用する転売目的のダミーディーラー)問題対策のために「ディーラーは午前中買い物不可」の酷いルールが課されていたので、人がいないのはそのせいかとも思いましたが、一般入場の人もほとんどいないという異常事態。
聞くところ運営の海洋堂が2024夏に引き続き今回も入場列誘導でやらかしたらしく、ほとんどの人が11:00過ぎまで入場できなかったという状態だったようです。
ウチも商品が動き始めたのが11:30ぐらいからで、マジでこのまま売れんかったらどうしようと内心ビクビクしてました(笑)
それ以降はいつものワンフェスでしたが、いつも来られている人が来てなかったり来られている人も財布の紐が固かったりで皆さん苦戦されている様子でした。
ウチもカスタマイズパーツ三種と武器セットNO1は完売したものの、高額商品のバトルクーガーは半分以上売れ残って売上としてはあまり芳しくない結果に終わりました。
もっとも、バトルクーガーに関しては前回の売れ方から何となく予想はしてましたけどね・・・
今回売れなかったからというわけではないのですが、実は開場前から次回は休もうかという話をメンバー内でしていました。
夏の酷暑の中で参加するのがしんどいというのが一番の理由で、メンバー全員同じ思いだったためブースに来てくださった方々にも案内していました。
そうこうしていたら、ディーラーの午前中買い物禁止のルールに加えて「ディーラーは販売側だから午前中は客対応に専念しろ」という旨のアナウンスをされたことでディーラーの多くが反発、
入場列誘導ミスで一般入場者からも怨嗟の声が上がり、午前のほとんどをフイにした企業からも海洋堂が怒られている事態になってワンフェスというイベントの存続自体が危ない状態に。
ウチは早めに撤収しましたが閉会時にも特にアナウンスが無かったようで、次回開催日だけが決まっている状態・・・一体どうなるんでしょうね?
と言うわけで、ワンフェス2025夏が開催されたとしてもHAGER模型分室はお休みとなります。
以降どうなるか動向次第ですが、版権の許諾によっては別イベントに引っ越しする可能性もあったりします。
しばらくは3Dの勉強をしながら様子見ですね〜
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